『SEO対策に効果的?サイトマップの種類と作成について』

こんにちは。
アントアントのメルマガ担当です。

いつもメールマガジン「ここだけは知っておきたい編」をご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回は前回のメルマガでも少し触れた「サイトマップ」について、サイトマップの種類とant2 CMSを使ったサイトマップの作成方法についてご紹介します。 

前回のメルマガはこちら『404 not found(404エラー)とカスタム404エラーページの必要性・作成方法について

サイトマップとは

サイトマップとは、サイト内の全体のページ構造をわかりやすく地図のように一覧で記載しているページのことを指し、ユーザーや検索エンジンにサイトにどのようなコンテンツがあるのかを伝える役割を果たしています。

サイトマップの種類・違い

サイトマップには以下の2種類のファイル形式があります。

  • HTMLサイトマップ
  • XMLサイトマップ

サイトマップの違い

2種類のサイトマップはどちらも似た役割を担っていますが、明確な違いとしては「誰にむけたサイトマップか」という点があげられます。

  • HTMLサイトマップ
    ユーザーにサイト内にどのようなコンテンツ(ページ)があるかを伝えることを目的としたサイトマップ
  • XMLサイトマップ
    GoogleやYahoo!などの検索エンジンにサイト内のクロールしてほしいコンテンツ(ページ)を伝えることを目的としたサイトマップ
ファイル形式 誰に向けたサイトマップか サイト内リンク ユーザービリティの向上 クローラビリティの向上
HTMLサイトマップ ユーザー あり
XMLサイトマップ 検索エンジン なし

サイトマップを作成するメリット

上記のように2つのサイトマップは作成する目的が異なります。

そのため、作成するメリットについても異なります。

ファイル形式 作成するメリット
HTMLサイトマップ
  • ユーザーがコンテンツ(ページ)を見つけやすい
  • ユーザービリティ向上につながり、離脱率を防ぐことができる
XMLサイトマップ 新しく作成したページをより早くクロールしてもらうことができる

サイトマップの必要性

Googleによると、必ずしもサイトマップが必要というわけではないと示しています。
というのも、サイトマップを設置しなくても、Googleのクローラーはほとんどのサイトのページをクローリングするからです。

また、Googleによると下記のような場合に特にサイトマップを作成したほうが良いと示しています。

特にサイトマップがあったほうがいいとされるサイト

  • サイトのサイズが非常に大きい(500ページ以上の大規模なサイトなど)
    その場合、新しいページや更新されたばかりのページの一部が Google のウェブクローラによるクロール対象から漏れることがあります。
  • サイトにどこからもリンクされていない、または適切にリンクされていないコンテンツ ページのアーカイブが大量にある
    サイトのページがうまく相互に参照されていない場合でも、サイトマップに含めることで Google が一部のページを見落とさないようにできます。
  • サイトが新しく、外部からのリンクが少ない
    Googlebot などのウェブクローラは、ページからページヘリンクをたどることによってウェブをクロールします。そのため、他のサイトからのリンクがないページは Google のクローラに検出されないことがあります。
  • サイトに動画や画像などのリッチメディア コンテンツが多数含まれている、またはサイトが Google ニュースに表示されている
    サイトマップがあれば、状況に応じて Google 検索でサイトマップからの追加情報が考慮されます。

Google 検索セントラル《サイトマップについて》より引用

上記に当てはまらないサイトはサイトマップは作成しなくてもいいの?

最近ではSEO対策にはXMLサイトマップのみ、XMLサイトマップも上記でGoogleが示しているように特定の条件が当てはまる場合のみ、
サイトマップを作成するといった声も聞きますが、ユーザービリティ・クローラビリティの向上のためにはどちらのサイトマップも作成することを推奨しています。

サイトのページ数が少ない場合でも「HTMLサイトマップ」を作成することで、サイトの離脱率の回避やユーザーが目的とするページにたどり着きやすくなることで、ユーザービリティ向上に繋がります。また、クローリングを待つよりもより早くクローリング・インデックスを促すことができる「XMLサイトマップ」を作成することで結果的に効率よくSEO評価の向上に繋げることができるからです。

サイトマップを作成してみよう!

ant2 CMSを使ったサイトマップの作成方法

HTMLサイトマップの作成方法

  1. コントロールパネル[作成]>コンテンツ管理[ページリスト]をクリック
  2. ページリストからページタイトルとURL、ページの種類(サイトマップ)を選択してサイトマップページを作成
  3. ウィンドウアイコンをクリック
  4. HTMLサイトマップが作成されていることを確認
    ※表示デザインはテンプレートによって異なります

※注意点
ステータスを【非公開】にしているページはHTMLサイトマップに表示されないためご注意ください。
(編集サイトでは非公開のページも表示されますが、公開サイトでは表示されません)

XMLサイトマップの作成方法

  1. コントロールパネル[設定]>SEO対策[サイトをGoogleに登録]をクリック
  2. Google Search Consoleダイアログが表示されるので[サイトマップ自動作成]をクリック
  3. XMLサイトマップが自動作成されます

ant2 CMSで作成したXMLサイトマップをGoogle SearchConsoleで送信する方法

まずはGoogle SearchConsoleと連携しよう!

  1. Google Search Consoleダイアログに表示されている「Google Search Console」にアクセス
  2. プロパティタイプ【URLプレフィックス】を選択し、サイトURLを入力後[続行]をクリック
  3. 所有者の確認画面でその他の確認方法[HTMLタグ]をクリック
  4. メタタグが表示されるので[コピー]ボタンをクリック
  5. Google Search Consoleの画面はそのままにCMSの編集画面に戻り、
    Google Search Consoleダイアログの《メタ タグ》に、先ほどコピーしたメタタグを貼り付ける
  6. [OK]ボタンをクリックしてダイアログを閉じ、サイトの[サイト公開]をクリック
    ※サイト公開をクリックすることでメタタグが反映されます
  7. Google Search Consoleの画面に戻り[HTMLタグ]の[確認]ボタンをクリックし、所有者の証明を証行う

Google SearchConsoleにxmlサイトマップを送信しよう!

  1. 画面左メニューの「インデックス」から「サイトマップ」をクリック
  2. 【新しいサイトマップの追加】に「/sitemap.xml」を送信する
    送信が完了したサイトマップはステータスに「成功しました」と表示されます

※注意点
無料登録サイトはクローラー制御されているためサイトマップは送信できませんのでご注意ください。

ant2 CMSとGoogle SearchConsoleと連携するメリット

  • 検索パフォーマンスをGoogle SearchConsoleで確認することができる
  • Webサイトの改善箇所を確認することができる
  • サイトマップを簡単に送信することができる

詳しくは過去のメルマガ『Google Search Consoleについて』をご確認ください

   

サイトマップコンテンツパーツのご紹介

フリーページに自由にサイトマップを作成したいという方にはコンテンツパーツでのサイトマップの作成がおすすめ!
以下のサイトマップ2種類はコンテンツパーツで挿入しています

ここまで
(公開サイトには表示されません)

まとめ

今回はサイトマップの種類とサイトマップを作成する必要性、ant2 CMSを使った各サイトマップの作成方法をご紹介しました!

SEO対策には新しく作成したページを早くクローリングしてもらう「XMLサイトマップ」、
離脱率の回避やユーザービリティ向上のために「HTMLサイトマップ」どちらもより良いサイトにするためには大切なサイトマップです。

是非、この機会に作成してみてください。