リニューアル時の既存ドメインの運用について

2016.02.03

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さて、ホームページのリニューアルを受注しCMSでの制作が終わって、いよいよ独自ドメインにプラン変更しようとする際に

「ドメインの移管の流れがよく分からない」
「DNSの切替の流れがよく分からない」

ということになると、エンドユーザーは不安になってしまいます。

あらかじめ、ドメインの予備知識や移管の流れを理解して、
ドメインの手続きに関する確認事項をまとめておくと、エンドユーザーも安心してまかせることができます。

既に独自ドメインで運営されているホームページをリニューアルする際に、
知っておくべきドメインの予備知識を確認してみましょう。

ドメインとは?

では、まずドメインとは何でしょうか。
ドメインは、簡単に言うと「インターネット上でのサーバーの場所を教えてくれるもの」です。

ブラウザにURLを入力してホームページが表示できるのは、以下の流れのようにそのWEBサーバーの場所をURLの「ドメイン」で特定することで実現されています。

ドメインでホームページが表示されるのは?

  1. ブラウザでホームページのURLを入力し、アクセスする。

    (ここからインターネット上のお話です)
  2. 入力されたURLのドメインからインターネット上のWEBサーバーの場所を調べる。 → WEBサーバーの場所を確認!
  3. 確認できたWEBサーバーの場所にアクセスする。
  4. WEBサーバーの中にあるURLのページのコンテンツがブラウザにダウンロードされる。

    (ブラウザに戻ってきました)
  5. ブラウザにホームページが表示される。

インターネット上のWEBサーバーの場所は、「123.123.123.123」のような「IPアドレス」で特定することができます。このインターネット上のサーバーの場所と「ドメイン」の紐付けは、ドメインの「DNS情報」として管理されており、この「DNS情報」を収めるサーバーが「DNSサーバー」または「ネームサーバー」と呼ばれます。

ドメインからインターネット上の場所を調べるときには(上記手順の2のとき)、ドメインのネームサーバーに問い合わせを行ってWEBサーバーの場所が確認されるということになります。

  • DNS:Domain Name System の略
  • DNSサーバー:DNS機能(IPアドレスとドメインの紐付け)の実装サーバー

既存ドメインのリニューアル

既存ドメインを弊社CMSで運用する方法は次の方法があります。

方法1:ドメインを移管して利用する方法

制作完了後にプラン変更申請を行うと、ドメイン移管の手続きが始まります。
ドメイン移管後にプラン変更設定を行うためドメイン移管の手続きの時間は予め2週間程度を想定してください。
プラン変更設定が完了すると、あとはDNS切替によってCMSで作成したサイトにリニューアルされます。

※プラン変更申請は、「ドメイン区分」を「既存(管理代行あり)」での申請となります。

方法2:ドメインを移管せずネームサーバーを変更して利用する方法

制作完了後にプラン変更申請により、弊社にてプラン変更設定を行います。
(プラン変更設定には、申請後2営業日程度を要します。)
プラン変更設定が完了すると、あとはDNS切替によってCMSで作成したサイトにリニューアルされます。
DNS切替は、現在管理されているドメインの管理画面より、ネームサーバーを変更(弊社ネームサーバーに変更)していただく必要があります。

※プラン変更申請は、「ドメイン区分」を「既存(管理代行無し)又はサブドメイン」、「ネームサーバー」を「ネームサーバを変更」での申請となります。

方法3:ドメインを移管せず現在のネームサーバーのまま利用する方法(CNAMEを設定)

制作完了後にプラン変更申請により、弊社にてプラン変更設定を行います。
プラン変更設定が完了すると、あとはDNS切替によってCMSで作成したサイトにリニューアルされます。
DNS切替は、現在管理されているメインの管理画面より、弊社よりお送りするDNS情報へ変更いただく必要があります。
(CNAMEレコードおよびAレコードの追加設定が必要となります。)

※CNAMEを設定するため、ドメイン名がwwwありのみの運用となります。
※プラン変更申請は、「ドメイン区分」を「既存(管理代行無し)又はサブドメイン」、「ネームサーバー」を「CNAMEを設定する」での申請となります。

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