ショップ開設時に知っておきたい決済方法決定のポイント

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さて、今回お伝えしたいテーマは、

『ショップ開設時に知っておきたい決済方法決定のポイント』

です。

オンラインショップはオープンまでに準備をしなければならないことがありますが、その中のひとつに「決済方法」があります。
決済方法には、「銀行振込」「代金引換」「クレジット決済」など、いろいろな決済方法があります。

もし、自分がオンラインショップの購入者だったらどうですか?

  • 「銀行振込」って面倒だな。
  • 「代金引換」って便利だけど手数料かかるし。
  • 「クレジット決済」がやっぱり便利。セキュリティは大丈夫かな?

きっと、気づけることはたくさんあるはずです。

では、「決済方法」の決定にはどんなポイントがあるでしょうか?

ポイント!
  • オンラインショップにおける決済方法の利用状況
    →ここからわかる、決済方法決定のポイントは?
  • 決済方法別の導入スケジュールとコスト
    →ここからわかる、決済方法決定のポイントは?

オンラインショップにおける決済方法の利用状況

経済産業省の平成24年のデータによると、日本のオンラインショップの決済方法では、「クレジット決済」が最も利用されており44.3%を占めてい ますが、その他の代金引換(15.6%)、銀行振込・郵便振替(15.3%)、コンビニ支払(9.3%)も高い割合を占めているのがわかります。

【出典】http://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/ryutsu/pdf/005_03_00.pdf

経済産業省の平成24年のデータによると、消費者の支払手段の推移は、郵便振替や銀行振込といった決済方法の利用の減少とは対象的に、クレジットカードやコンビニエンスストアの利用が増加していることがわかります。

【出典】http://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/ryutsu/pdf/005_03_00.pdf

経済産業省のデータは、平成24年のデータのため、現在は利用世代や、利用端末、また情報技術(IT)の進化など、さまざまな要因よって、決済方法の選択肢が変化することが容易に想像されます。
クレジットカード決済やコンビニ支払以外に、電子マネー決済やネットバンキング決済も新たな選択肢であり、より身近なものとなっています。

決済方法決定のポイント!

オンラインショップを利用する環境や、決済方法の多様化など、さまざまな変化を感じとりながら、ターゲットとなる顧客の年齢層では、どんな決済方法が利用されやすいかをイメージし、オンラインショップで利用できる決済方法を決定しましょう!

決済方法別の導入スケジュールとコスト

主な決済方法と、導入期間やコストなどをまとめました。
決済代行会社などにより、コストや導入期間などが異なりますので、実際の導入の際には、予め導入期間やコストなどを各社にご確認ください。

決済方法 導入期間 導入コスト ランニング
コスト
デメリットなど
銀行振込 銀行に口座があればすぐに導入可能 不要 不要

【購入者】振込手数料負担、振込手続きが煩雑。
【店舗】入金確認後の売上となる。代金回収率が低い。

郵便振替 ゆうちょ銀行で振替口座開設の手続きが必要
(申請から1週間前後)
不要 振替手数料受取人負担の場合、必要 【購入者】振込手続きが煩雑、振替手数料は銀行振込より負担少。
【店舗】入金確認後の売上となる。代金回収率が低い。
代金引換 配送業者へ代金引換利用の申込が必要(審査有)
・ヤマト宅配便コレクト:1週間程度
・佐川eコレクト:※申込後審査に2~3週間程度必要
不要 代引き手数料購入者負担の場合、不要 【購入者】代引き手数料負担がデメリット。
【店舗】代引き後の売上となる。代金回収率は100%。配送業者は限定される。
クレジット決済 決済代行会社へ決済代行利用の申込が必要(審査有)
【例】
・クロネコWebコレクト:3~4週間程度
・GMOイプシロン:平均24営業日
初期費用の有無、金額は各社異なる 月額固定費、決済手数料(%)、決済処理料(円/件)が必要 【購入者】クレジットカードがあれば即時決済。第三者による不正利用の不安。
【店舗】即時売上。代金回収率高い。
電子マネー決済 決済代行会社へ決済代行利用の申込が必要(審査有)
【例】
・クロネコWebコレクト:3~4週間程度
・GMOイプシロン:平均24営業日
初期費用の有無、金額は各社異なる 月額固定費、決済手数料(%)、決済処理料(円/件)が必要 【購入者】対応のネットバンキングの登録者のみ利用可能。振込手数料負担が必要。
【店舗】即時売上となる。
ネットバンキング決済 決済代行会社へ決済代行利用の申込が必要(審査有)
【例】
・クロネコWebコレクト:3~4週間程度
・GMOイプシロン:平均24営業日
初期費用の有無、金額は各社異なる 月額固定費、決済手数料(%)、決済処理料(円/件)が必要 【購入者】対応のネットバンキングの登録者のみ利用可能。振込手数料負担が必要。
【店舗】入金確認後の売上となる。
コンビニ決済 決済代行会社へ決済代行利用の申込が必要(審査有)
※コンビニの審査が必要となる。
申込から導入まで、2~3ヶ月要する場合がる。
初期費用の有無、金額は各社異なる 月額固定費、決済手数料(%)、決済処理料(円/件)が必要 【購入者】地域により対応コンビニがない場合あり。端末操作が必要なコンビニあり(手続き煩雑)。
【店舗】入金確認後の売上となる。
決済方法決定のポイント!
  • オンラインショップが提供する決済方法を確認しよう
    搭載するオンラインショップにより、利用できる決済方法や、利用するために必要なコスト(決済代行会社への費用以外)が必要な場合があります。はじめに利用できる決済方法を確認しておきましょう。
  • スケジュールを考えよう
    オンラインショップをスタートする日程と導入期間を照らし合わせて、スタート時にはどの決済方法が利用できれば良いか決定しましょう。導入期間を要する決済方法は、スタート後に決済方法を追加するスケジュールを考えましょう。
  • コストを考えよう
    決済方法や決済代行会社により、導入コストやランニングコストは異なります。売上件数や売上金額などを考慮し、導入コストが安い方が良いか、ランニングコストが安い方が良いか考えて決済方法を決定しましょう。
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